昼食から戻ると、丸テーブルの上にノートパソコン用のバッグが置いてあった。出るときにはなかったものだ。部屋全体を見渡してみると、ところどころ引き出しが開いている。北側にある仕事部屋の窓ガラスを見て事態を了解した。鍵の周辺部がきれいな円弧を描いて割られている。白昼堂々の空き巣である。110番通報から20分後、見た目10代の若い警察官が到着した。住所氏名生年月日など型通りの質問に答え終わったころ、上司の警察官が到着し、同じ質問を同じ順序で聞かれる。事情聴取からほどなく、警視庁鑑識課の若い刑事と窃盗犯担当のベテラン刑事が到着、犯人のものと思われる足跡と指紋を採取していった。ベテラン刑事いわく、
1. 手慣れたプロの仕業で、犯人はおそらく男性
2. 私が外出するときに鍵を掛けるのを見て犯行に及んだと思われる
3. 空き巣の犯行時間は3分ほど、長くても5分以内
4. 空き巣犯の99%は検挙される
5. 一度入ったところには、まず二度と入らない
6. パソコンなどを触った形跡はなし
現金をすこし取られたが、ノートパソコンやUSBメモリは手つかずで、物品被害はないようだ。戸締まりしてのことなので、なにをどう気を付けたものか。