Type Project —visible, but invisible.

2006年11月30日 木曜日

デザインのアップデート作業を、どうにかならないものかなと思いつつ、既存の手作業での行程が多くて神経を使う方法のまま進めていたのだけれど、かなり簡単になりそうな方法に気づいたので、早速ファイル処理のスクリプトを書き換えてテスト。何回かテストをしたらうまくいきそうなことがわかったので、チェックしながら行程をメモ。不安定な手作業がほとんどなくなるし、作業工程が概算でも8分の1以下になる。これで、和文関連のデザインアップデートもかなり楽になりそう。それにしても、作業を行程と、ツールのことを適切に理解していれば、簡単に気づかないといけない方法だったので、あらためて頭がかたくなってしまっていることを実感。柔らかくしないと。

ゴシックテクスチューラ最終日。初めて課題を完成させることなく最終日を迎えてしまった。ただ今回のものはどこまでできるか試してみたいので、あまり不本意とは思っていない。試し書きも多くしているので時間がかかることもあるし、作業は着々と進行しているので焦らずにこのまま何とか完成させていきたいと思う。
ルクセンブルグ大使館より、先般行われた展覧会出品の感謝状が届く。

きょうも終日あら探し。目視で逃した微細なエラーを、ツールの助けをかりて再チェック。あるわあるわ。

2006年11月29日 水曜日

今日も休み休み作業を進める。できるだけ新しい環境に移行したいと思っているので、気になったことがあるごとにツールの使い方などを気にしてはいるのだけれど、いまだにFontographerのお世話になっている。FontLab Studio 5に完全移行できるとうれしいのだけれど、フォントのブレンドの方法が違うようで、既にFontographerで利用しやすいように加工してあるデータがうまく再利用できていない。分厚いマニュアルの該当箇所をプリントアウトして関連する項目を読む。

試用版の配付にともなうWebの追加ページを洗い出し。週末のミーティングで意見調整を行うため全体の構成をまとめておく。

きょうは終日落ち着いて仕事ができたので気分がよい。仕事といっても、画面いっぱいに文字をひとつずつ表示して、おかしなところがないかを目視で調べるという地味な作業。つまりは五年前の自分の伎倆のあら探しである。決して楽しい種類の仕事ではないのだが、終わりに近づきつつあるという実感は得られる。「あら」のない字に出会うとちょっとだけうれしい。

2006年11月28日 火曜日

まだ良くならないので、仕事を少ししては休むという感じ。喉が痛くて話をすると悪化してしまうので、こういうときは、メールでコミュニケーションできるのがとても助かる。

OpenTypeのFeatureの確認漏れで、つじつまの合わない字形を見つけ修正。他にもそのようなものが無いか確認。

年内に会いたかった人の顔がちらちらするのだが、今の自分の状況と相手の状況、それから忘年会シーズンに街なかに繰り出すことを考えると、ためらう気持ちのほうがまさる。しかしまあお互いに飲みたいときには飲むことになるのだと思う。「それもいい。そのほうがいい」とミスチルの桜井さんも歌っている。

2006年11月27日 月曜日

喉も頭も痛いので、休みながら時々仕事。

ピンで麻布十番で待ち合わせて六本木で打ち合わせと経過報告を受けたあと築地へ。カウンター席でいい経験をすることができた。

問い合わせマンデー。あわただしく一日が過ぎる。

2006年11月26日 日曜日

朝から喉に違和感。フォント作りの行程に残っている手作業を減らすためのスクリプトを書いてから、捨てられずにとっておいた梱包用段ボールを解体。夜には調子が悪化したのでおとなしく早めに休む。

Hermann Zapfさんが文字を書いている映像を見る機会を得る。黒板に生み出される流麗な線に鳥肌が立ったシーンと、書き方が想像していたのと違って驚いたシーンとがあった。凄いとかどうとか言う次元でなくただただうなる。

2006年11月25日 土曜日

朝晩はめっきり寒くなったので、冬の格好で外出。

先日の授業でもらった資料を眺めていると、やりたいことが変わってきた。大きさをもっと小さくしたいなと思い練習方法を変える。xハイト4mm。ルーペ片手にやってみるが手ブレが激しくじっと見つめているとかなり酔う。何か良い方法は無いかな…。

2006年11月24日 金曜日

調子がいまいち良くならないので、病院へ行く。念のためということで、血液検査。

問い合わせをしていただいたゲーム制作会社に行って、フォントの使用についてデモを見せていただきながら話を伺う。画面のこだわりとしてフォントにも意識を払っていることがよくわかった。なるほど文字の重要性も大きい内容だなと感じる。

AXIS Fontについて問い合せがあったオンラインゲーム会社へ行き、実際にフォントがどのように使われるのか見せてもらった。ネットワークへの常時接続を前提としたライセンスのありかたについては、この先も苦慮させられそうだ。

2006年11月23日 木曜日

字形チェック用のPDFを作ってメールで連絡。思ったようにいかないところがあって、原因が何かを探してみたのだけれど特定できなかったので、とりあえずはこれで作業を進めてもらうことにした。
若干体調が気にならないわけでもないけれど、夕方から、丸明オールドで有名な片岡さんの『文字本』の出版記念パーティに出席するため、代官山へ。会場で久しぶりにお会いする片岡さんと奥さまにご挨拶。超有名な方から学生さんまで参加されていたようで、片岡さんの人柄と交流の広さがあらわれているような会でとても良かった。帰り際に、会場に展示されていた『文字本』のあとがきの文章をゆっくりと何度も読みかえす。帰りは、予報通りの雨。

絵が描けるから課題に絵を入れているのではなく、ある人が「今年は挑戦」と言っていろいろなことに挑戦しているので、それに刺激を受けて自分にどこまでできるか試してみようと思っただけのこと。大風呂敷広げていざ書く段になってから、紙との相性や失敗した時のことを考えて途方に暮れている。

2006年11月22日 水曜日

ベータテスター向けのパッケージを朝にサーバにアップして、メールで連絡。
少し休もうかと思っていたら体調がおかしいのに気づく。昨日は、体は疲れていたはずなのでおとなしく早く休めば良かったのに、気分転換したくて出かけたのが良くなかったのかも。仕事はできなくはないのだけれど、明日は明日で休めない予定があるので、悪化させるわけにもいかない。無理をしないように横になって技術資料を読みながら休む。

ソロにはソロの、トリオにはトリオにしか出せない音がある。来年はまた新しい音を目指してチーム編成に着手する予定。

2006年11月21日 火曜日

集中状態とペースを保ちたかったので、昨晩から引き続き残りのCompressedのプロトタイプフォント作り。明け方にビルド自体は終わったので、リリースのメールを書こうと思ったけれど、あまりの眠さにミスをしそうだったので、気分転換をしてからメールを書いて眠った。夕方に、先行ベータテスター向けのパッケージをどうするかというミーティングをSkypeで。

今週末あたりから集中度をあげて、昨日と今日はかなり集中していたのだけれど、軽く一区切りついたら部屋にこもっているのが辛くなったので、出かけることに。近況の報告もあるので、待ち合わせをして、恵比寿のほしかわ家別邸へ南回りで行くことにした。
今年は、夏の音楽関連のイベントのいくつかに出店したそうで、そのときの様子や、最近のことなどを聞いたけれど、相変わらずかなりハードな生活をしている模様。料理はおまかせで、いろいろいただいた。で、いろいろ話をして、おいしい料理をたくさん食べてお腹いっぱい。もう遅い時間になってしまっていたので、帰りは品川駅で快速に乗り換えて、散歩して帰った。

皮膚アレルギーがひどくなったので近くの大病院へ。混まないための合理的な仕組みを極めたのか、初診受付、診療科受付、治療、会計と電光掲示盤と受診表を照らし合わせながらのスタンプラリー。呼び出しも無い個所が多く電光掲示を常にチェックせねばならず本も読めない。会計も自動支払機で、無人になるのも近いぞ。

AXIS Condensed試用版のベータテストについての打ち合わせをSkypeにて。雑談や情報交換を含め二十分ほど。今週は外部からの問い合せが多くせわしない。ひと足早い師走の気分である。

2006年11月20日 月曜日

終日集中してプロトタイプフォント作り。夜にCondensedの6ウェイトをぎりぎりリリース。

鈴木さんの息子さんが学芸会の代休だそうでレタースペースに。「今日のお昼はカレーだよ」と告げるとガッツポーズで喜んでくれた。ちょっと多めに入れたけどおかわり。別に普通のカレーだけど、子供の時っていつもの二倍食べられる別腹を生むパワーがカレーには潜んでいる。

通常ライセンスが適用できないケースについての問い合せがいくつか続いた。時代の流れを感じつつ自分たちで対応策を練ることができるのは幸いと言わねばなるまい。

2006年11月19日 日曜日

欧文の更新データが岡野さんから来ていたので、家のことをしながら、少しずつ次のビルド作業にとりかかる。

飾り文字に金(偽)塗布。ダメだ、こんなペースじゃ最終課題の文字書き直しが間に合わない。

2006年11月18日 土曜日

午前中にプロトタイプフォントをリリースしてから、お昼過ぎまで仕事と家のこと。その合間にSkypeを使ってロケフリみたいなことをして遊ぶ。お昼過ぎに外出して、珍しく土曜日のランチを外食。夜は、ヒント関連の資料を見ながら勉強。

大学のバンド仲間の結婚報告&同級生の婚約報告&同窓生のイタリア赴任壮行会の三本同時開催で新宿に大学同窓17人。10年ぶりな人もいたが皆ほとんど変わらない。あだ名は有名だが本名を知らなかった科の後輩と『文字の本』で意外なつながりがあったり、予備校で教えていた後輩がいたり、その二人がくっついてたり、結婚したバンド仲間は東京芸大に行ってたり、もう一人のバンド仲間と久しぶりに会って会社の話や仕事の話や東京の生活どう?え〜!ロイヤリティ契約って当たればスゴイんやねぇ!なんて話でいつの間にか鍋は空っぽな3時間。

2006年11月17日 金曜日

朝早く目が覚めて、家のことを済ませてからすぐに仕事開始。かなり遅めの朝食を取って、すぐに再開。お昼過ぎに修正したAFMファイルができあがったので送付。その後、ライセンスの問題についてSkypeで会議。軽く食事をしてから、買い物。クロスバイクがパンクしてしまったので、近所の自転車屋さんに出かける。パッチで直せないところから空気が漏れていたのでチューブを交換。夜に何度かカーニングデータの更新があったので、再ビルド。

メトリクスの設定で小澤さんとのやり取りが続く。マルチプルマスター化させたマスターデータにカーニング情報を打ち込むとクラッシュするので、一旦分化させたものに打ち込みマスターに戻すという二度手間になっている。なんとかエラーレポートを報告したいが、英語にするのに内容が難し過ぎる。コミュニティーにはその類いのレポートが無く、バグか設定の不手際か悩む。

昨晩は京都の三橋さんを囲んで食事会。思いがけず安藤さんと竹下君にも会えてよかった。話し足りない私と三橋さんは二次会へ流れ、来年以降の抱負を語り合った。立場上お互いオブラートに包んだような話し方になってしまったのは残念だが、三橋さんの熱は十分に伝わってきた。

2006年11月16日 木曜日

集中してプロトタイプフォント作り。ファイルの修正と行程の更新を引き続き。製品版ではここまで細かく実装する必要はないと思われるけれど、共通化させることは簡単なので、細かな調整をしやすい状態で実装することにした。
夜には、文字関連の人たちと高田馬場で食事会。珍しく一番に会場に到着した。久しぶりに会ったので楽しくしたかったのだけれど、途中ここで議論をしても意味がないのに、どうしても自分の意見を主張せずにはいられなくなって、場の雰囲気を少し壊してしまった気がして反省。あとは、安藤さんにも会えたので、ツール関連の話も少し。
アパートへ戻ってからも、反省。

先生が時間を勘違いしてやや延長気味になったカリグラフィー授業を終え高田馬場へ。初めてのコースに道を間違え電車を乗る方向を間違え30分ほど遅れてフォントな方々との集いに参加。この座に加われてなんともいえず嬉しかった。

『フォントスタイルブック2007』に掲載予定の書体見本と組版見本を作成。組版見本の見開きページをすべてCondensedで組んでみる。正体とCompressedが中途半端に混じるよりさっぱりして良さそう。

2006年11月15日 水曜日

お昼にレタースペースへ。小塚さんが訪ねてきてくれるので顔を出すことにした。とてもお元気そうで、アドビ時代のランチの時みたいに文字の話をいろいろ。
定時にさて帰ろうと思っていたら、夕立。雷も鳴りだして近くに落雷したようで地響きがした。
傘を持ってきていなかったし、雨はかなり激しかったので、小降りになるまで月曜日の話をして過ごす。で、結局止みそうになかったので、鈴木さんの置き傘を借りることにした。帰りには途中下車をしてちょっと買い物をしてから散歩。結局アパートに帰り着くまでパラパラと雨は降っていた。

小塚さんがレタースペースを訪問くださり初めてお会いすることができた。昼食をしながら文字の裏話をたくさんお伺いすることができ、楽しい時間を過ごせた。書体の制作期間が長い分、一つの書体にいろいろな話が生まれるのかもしれないと思う。

小塚さんを招いてレタースペースで昼食。いいお天気で良かった。新書体についての相談も少々。

2006年11月14日 火曜日

PowerBookのHDDを日曜日に入れ替えたのに伴い環境の移行。AFDKOが2.0になってから、OS Xがメインになったので、ついでにメーラーもSystem 7.1ころから使ってきたEudoraからThunderbirdかMail.appに移行しようといろいろやってみるのだけれど、添付ファイルの移行がうまくいかない。仕方がないのでウェブメールで代用。どうにかできないものか気になってしまうのだけれど、メーラーの移行にあまり時間を割くわけにも行かないので、プロトタイプフォント作りに取りかかる。日曜に更新したヒント周りに関して、最終版の実装に早いうちに近づけておくのと、ヒントを細かく調節できるようにするために、ファイルの修正と行程の更新に取りかかる。

ヒンティングについてマニュアルを読み設定していく。ヒンティングの項目だけで120ページほどある。難しいが苦労する分結果につながる機能のように思える。

次書体の制作工程に関する計画を練る。一長一短、理想と現実の板ばさみ。プランAとCでは制作期間で二年の違いが出る。

2006年11月13日 月曜日

立野さんに誘われて、午後から三戸さんという方の「スタジオ アート アンド クラフト」というところに行くことになっているので、簡単なカリグラフィのポートフォリオが必要になって、急遽ダイニングテーブルに手元にある作品を乗せてデジカメで撮影して準備。立野さんの今年秋のワークショップ旅行の写真も披露するそうなので、PowerBookも合わせて持って出かける。東大駅前で待ち合わせたのだけれど、現地目前になって、おみやげを一切買っていないことに気付いた。近くにお店はないかと探したけれど、見つからなかった。
あいさつを軽くして、すぐにカリグラフィ関連の話が始まる。皆さん海外との交流が多くて、いろいろな話を聞かせてもらえた。地名やカリグラファーの名前が話題にのぼると、それに関連した本がいくつかテーブルの上に広げられて、そこからさらに話が広がるという感じになって、カリグラファーにも地名にも疎い僕には、ただただ感心するばかりだった。軽く一段落ついたところで、PowerBookを使って立野さんが写真を見ながら解説。こちらも以前簡単に見せてもらったときと違い、かなり話が広がったり専門的になったりで興味深かった。そんなこんなで、気がついたら21:00になってしまっていたのでいい加減失礼することに。
おなかがぺこぺこだったので、帰りに立野さん、岡野さんと近所で食事。立野さんとゆっくり話ができたのは久しぶりだったので、その間の出来事などをいろいろ聞いた。

立野さん、小澤さんとカリグラファーの三戸さんの教室&ギャラリーにお邪魔し、カリグラフィーな方々との交流。濃密な話題であっという間に6時間がすぎる。セリフの書き方一つに白熱する面々に大きな刺激を受けた。

「おとうは死ぬんだよね」。風呂で息子に聞かれた。「うん、おまえより先にね」と私が答えると、すこし間をおいて、八歳の少年は「どこで待ち合わせようか」と笑顔で言った。

2006年11月12日 日曜日