Type Project —visible, but invisible.

2006年01月31日 火曜日

英語の勉強は一人でするより話す相手がいるとより上達が早いのだろうなと思う。会話するのが目的であればよりそう思える。話したいことがあるか、というのも重要らしい。言いたいことをどう言えばいいのか分からないもどかしさを何とかするには、どう話すか学ぶしかないんですな…。 と、英語で書けたらいいんですけど。

喉の調子が良くなりきらないので、午前中病院へ。前回とは違うところに行ってみたのだが、ハズレだった。医者のほうが患者の意見に左右されるってどういうこと? 薬をもらった薬局の薬剤師の方がよっぽど頼りになる感じ。アパートへ戻り、昨日問い合わせのあった事項の返事をまとめ、メールしてから、MGの宿題を急いで始める。途中、先週やったはずの単語がなかったことで、書いていく箇所を間違えたのに気づく。とにかく急いで書き上げて慌ててMGスクールで向かう。電車がいつもより一本遅れたのでかなりぎりぎりで到着。クラスで使う練習用紙のx-heightも引いていなかったので、授業の初めはついていくのが大変だった。若干ミッチェルの1と1/2のペン先が鈍い感じがしたものの、先生に見てもらったところ文字は特に問題はないとのことで、少しほっとした。MGのあとは、日曜日に故障したソニーのKV-29DX550というテレビの修理の約束が17:30にあるので、お茶をせずに急いでアパートへ戻った。ほぼ約束の時間に間に合って、テレビを診てもらったところ、ブラウン管に通電するところのICの不調で保護回路が働いてしまっているようだとのこと。IC MCZ3001DBなるものを交換したのだが、珍しい症状としばらく様子を見て欲しいということで、今回は無料だった。でも、ググってみるとこの部品の交換って結構あるようだ。やっぱりタイマーだったのかも。

始まりそうなプロジェクト、終わりそうなプロジェクト、どちらも手強い。燃えつきないように燃える術、緊張のなかに寛ぎをおぼえる術がいる。

2006年01月30日 月曜日

ツール調整の準備のために、プロトタイプフォントをいくつか生成する作業の続き。手作業が必要なので、神経を使う。

重要案件の段取りについて打ち合わせをおこなう。とけそうでとけない氷が一枚、これさえとければ春は近い。

2006年01月29日 日曜日

今日が最終日の書海社展を見に朝一番に上野の東京都美術館へ。楷書の作品を中心に見て回る。撮影可だったので、いくつか気に入ったものを撮ってきた。その後、天気も良かったので隣の上野動物園へ。上野駅近くでお昼を食べて帰り際寄ったお店で、割ってしまったコップと同じものを見つけたため、迷わず購入。アパートへ戻ってすぐ、クロスバイクのタイヤとチューブ交換をしてもらうため近所の自転車屋へ。一休みしてテレビをつけようとしたら、故障のようで、電源のインジケータが赤く点滅していた。若干あやしい兆候があったのだが、ついにタイマー作動ということらしい。自転車屋の閉店間際にクロスバイクを引き取ってからスーバーへ買物。かなり動き回った一日だった。

前回イタリック体クラスでご一緒した方にお薦めというペン軸を入手していただいた。早速試してみたところこれがなかなかいい。CARAN d'ACHE 114というそれは良く知れたBRAUSEの物に比べてやや細身で、小さい自分の手にあって軸を回転させやすく細かいニュアンスを伝えやすい。ペン先の取付け部にも工夫がされ、中に入り込みにくくグラグラしにくい構造になっている。また書く楽しみが増えた。

kokano06_01_29.jpg(上:BRAUSE 下:CARAN d'ACHE)

2006年01月28日 土曜日

MGスクールでの立野さんの報告会は、プレゼン用無線マウスが使いづらかったようで、その設定が要改善な感じ。内容が良かっただけに、機材サポートをする側として申し訳なく思った。報告会後のこれまた立野さんが企画した先生へのカリグラフィ作品のプレゼントは、先生への感謝や愛情をいろいろ工夫した形で表現したものばかりで、圧倒された。で、僕のはどうだったかというと、途中の段階でミスをしてしまった上に、作品の半分も仕上げられなかったので、きちんと完成させるという約束をして、途中段階のものをお見せした。内容自体は気に入ってもらえたようなので、必ず完成させたい。

会の後は、スクールの隣の喫茶店でお茶会。報告会に途中から参加された方もいたので、PowerBookを取り出して、2回目の報告会。時間を気にしなくていいからなのか、場の雰囲気がそうさせるのか、MGスクールでの時よりも、質問が多く出た。普段、クラスで一緒になる方以外にお会いする機会はないので、今日みたいな会が時々あるといいなと思った。帰りは家が近い友達と、1回目のイタリッククラス以来になる半蔵門線を使って帰る。
お茶の時に出てこなかった漢字の部首の「尸」は「しかばね」。

カリグラフィースクールにて立野さんのタイプ旅行報告会に参加。この2〜3年に訪問されたカンファレンスや石彫り工房などのスライドを興味深く拝見させていただいた。
その後、先生に作品をプレゼントする催しがあり、次々と腕によりをかけた作品が披露され手渡されていく。たまたまカメラを持っていたので撮影担当となったが、贈る方も贈られる方も笑顔が輝いているのをファインダー越しに見ながら、素敵な人には素敵な人たちが集まるもんだなと思った。

完成したアクシスフォントの見本帳を持って池袋リブロに営業に行った。感触は上々しかし折悪しく棚卸しの時期にあたってしまったようで、二月中旬ごろあらためてリブロ各店舗に足を運ぶことになりそうだ。

2006年01月27日 金曜日

昨晩から始めたカリグラフィのレイアウトは、今までやったことのない内容なので、試行錯誤をしながら作業を進めているのだが、想像以上に時間がかかってしまう感じなので、急遽レタースペースへ行くのはお休みさせてもらうことにした。今回初めてMGスクールで評判のいいファブリアーノ(クラシコ5)という紙に書いているのだが、かなりいい感じ。

なんの自慢にもなりませんが、タイププロジェクト三名のうち二名は就職活動をしたことがありません。加えて人生の節目節目に1, 2年のブランクがあり、履歴書に記入すべきことがない年度が何行おきかに出てきます。おそらくまたどこかで休符が入るでしょうが、実を言えばお休みというのはかなりつらいものです。なので人にはあまりおすすめできませんが、土を休める時期がどこかにあってもいいのではないかとは思います。

2006年01月26日 木曜日

見本帳のためのホームページ制作を終日。もう少し時間があるかと思っていたら、次号の「デザインの現場」にアナウンスが掲載されることが分かったので、ピッチを上げて制作。

ツールを調整しないといけない感じなので、どのような結果になるのかを把握できるように一通りプロトタイプを作る作業。前回のチューニングは想像していた以上の結果になったのだが、今回思いついた方法はどうだろうか。帰宅後は、朝レタースペースへ向かう電車内で、ようやくアイデアが出た土曜日のプロジェクト用のレイアウトをまとめる作業をしておいたので、急いで昨晩買った地図とペン先を使ってレイアウトを始める。

パートナー会社との連携で次期プロジェクトの車輪が動き始めた。スタート地点まで車体を手で押すような感覚だが、いちど動き始めたら意外に軽いものである。止めるとしんどい。

2006年01月25日 水曜日

今日で実家で飼っていたオワン(雑種犬)が亡くなってから一年だと実家からメールがありました。19年近く生きたので十分長生きだったのですが、実家に帰ったとき玄関であいさつを交わしていた相手がいないのは、少し寂しいものです。

FontLabStudioをネット購入する。おっかなびっくりの海外サイトからのネット購入を無事済ませてホッとしたのもつかの間、ダウンロードが何度やってもファイナライズされない。「ダウンロードに問題があったらシリアルナンバーのお知らせにある別のリンクを試して」とか書いてあるけど、それも待ってうまくいかなかったら怒りますよ。

スケート王国の名が高まる名古屋には、実は通年で開いているリンク場はふたつしかない。選手用に特別なリンクが用意されているわけでもない。だから浅田姉妹も恩田選手も一般客に混じって同じリンク内で普通にダブルアクセルを決めていたりする。間近で一流選手の姿を眺め、憧れ、盗み、育つという連鎖が氷上で起きている。手狭な場所で圧倒的な才能が次々と開花した事実は痛快でもある。踵(きびす)を接し、鎬(しのぎ)を削り、玉を磨く。レタースペースが目指すモデルがひとつ増えた。

2006年01月24日 火曜日

評価の結果を新しいバージョンのプロトタイプに反映させる作業をお昼過ぎまで。カリグラフィのプロジェクトのレイアウトをする時間はとれなかったのでそのままMGスクールへ。クラスの後は、いつものお茶が早めに終わったので、Apple Store Ginzaへアクシスフォントの使われ具合を見に立ち寄る。入り口でもらえるイベントカレンダーはもちろん、製品案内(一部はヒラギノのまま)、エレベータ横の案内動画にも使われていた。営業時間は10:00〜21:00なので仕事帰りの人も寄れそう。お近くの方はぜひ。

新しいi棒が来た。薄っぺらいけど画面もちょっと大きくなって瞬発力もある。2年半供にした新幹線みたいなカッコの前相棒もeヤツなのですが、ちょっと新しいことをしたくなったのでゴメンね。でもまだまだ働いてもらうからね。

年明けから出張以外に街へ出ていない。自宅と仕事場を自転車で往復する毎日は単調だが快調の源でもある。単調さを許さない種類の仕事に取り組んでいるため、手と頭を交互に動かさざるをえない。ほどよい緊張感も好調を持続する支えになっている。

2006年01月23日 月曜日

「コレオレ詐欺」のことがWeb系の雑誌の記事にあって、ランチのときに話題になった。要は、自分が関わっていない仕事をあたかも自分が関わったように言うことを指すんだそうだが、なかなかいいネーミングだと思った。

プロトタイプ検討会で得た評価内容のまとめ。設問の立て方にまだまだ工夫の余地がある。

インフルエンザ。こんなに長期戦列を離れなければならなくなるとは思わなかった。ようやく今日から復帰するものの、マスクの下で口は鯉のようにパクパクしている。

2006年01月22日 日曜日

カリグラフィのプロジェクトのレイアウトを考える。内容はかなり前に決まっているのだが、全体のイメージがなかなか思い浮かばない。ヒントがないかと、以前ワークショップを受けたときに配布された資料をもう一度見返してみるが、あまりピンとこない。このままでは全然進まないので、とりあえず書きながら考えようと、レイアウトに使うトレーシングペーパーを探すが、見つからない。どうやら切らしてしまっていたようだ。どうしよう。

昨晩小澤さんが見かねて食べ物をいろいろと雪の中を買いに走ってくれた(イチゴまで!)。感謝感激。おかげさまで熱も下がり、もう一晩寝れば大丈夫です。

2006年01月21日 土曜日

一旦ひどくすると薬も効かなくなり、飲んでも熱が下がらない。薬も無くなるので医者へ行こうと窓を開けて大雪を見てあきらめた。立野さんが来られているらしく、隣から楽しそうな声が聞こえるも立ち上がる元気もなく終日寝る。

立野さんが海外の文字関連の報告をMGスクールでするということを聞いて、レタースペースにあるプロジェクタを使いませんかと話したことがきっかけで、機材面でお手伝いすることになった。立野さんのプレゼンのスライドは、データが未編集だったので、レタースペースのiMac G5を使って編集作業をしてもらったのだが、写真の順番等の編集をしていても、すぐにいろいろ話が始まってどんどん膨らむので、なかなか作業は終わらなかった。で、リハーサルらしきことはほとんどできずに、昨日購入したプレゼン用のマウスの説明を少ししただけだった。まぁ、ここらへんは僕の方がきちんと準備しておけばいいだけなんですけどね。

大雪のなか立野さんがレタースペースにやってきた。プレゼンのリハーサルという目的そっちのけで、西洋のカリグラフィと東洋のカリグラフィにおける技法の類似とカリグラフィとタイプデザインの比較論など、文字好きの茶飲み話を楽しんだ。いいなあこういうの。すこしずつ文字の輪を広げていきたい。

2006年01月20日 金曜日

昨日の出張で取ったメモをまとめる。内容それ自体もさることながら、メモの取り方も少しずつ効率のいいような方法になっていて興味深かった。帰りには、明日に予定されているプレゼンテストで使いたかったので、以前からあったらいいなと思っていたプレゼン用のマウス(EAM-ULW1)を買うために、ヨドバシAkibaへ寄る。あらかじめ調べていた通り、Mac OS 9、OS Xでも問題なく動いた。なかなか面白いかも。

きのうの日帰り出張は盛りだくさんで何を書こうか迷いましたが、ひとつ挙げるとすればフジワラさんとの再会にとどめをさします。十数年まえに美術研究所で教えていた生徒とプロトタイプの評価会で会うなんてほんとにびっくりです。彼女に試作品の評価をしてもらうというのはなんとも不思議で素敵な体験でした。

2006年01月19日 木曜日

朝起きて熱も下っていたので出張の支度。ところが外へ出た途端強風に震え出す。しかも電車に乗ってすぐに酔い始め気分が悪くなってあろうことかそのまま吐いてしまう(周囲の方ゴメンナサイ)。「大丈夫ですか?」とかいろいろと声を掛けられるも意識が朦朧としてあまり覚えてなくて、取りあえず待ち合わせ場所の東京駅へ向かい、小澤さんに資料をことづけて出張はあきらめることにした。どうやって帰ったかもあまり覚えていない。

走る、走る、走る。そんな日帰り出張でした。岡野さんとリレーをして、新しい発見があって、驚きの再会があって。ちょっとした手配ミスや終電にヒヤヒヤすることもありましたが、いい気分で走りました。

2006年01月18日 水曜日

朝から様子がおかしい。治りかけていた風邪をぶり返してしまった。慌てて病院へ行けば熱が39.9度。順番を先に回してもらって診察。明日、出張が控えていることを伝えて注射。昼過ぎまで休ませてもらって資料まとめ。

今週木曜に予定されている出張の時に使う資料づくり。メモしていたものを再構成しながら、自分がデザインしたプロトタイプの機能が分かりやすく伝わるように。

ゴールまでの距離が長いのには耐えられるときのう書きましたが、スタートラインに立つまで二年越しというプロジェクトをひとつ進めています。研究と調査に一年、そこで得られた知見をもとにプロトタイプの制作にとりかかったのが昨年末、詳細なスケジュールが提示されたことでようやく船を船着き場近くまで運び出せました。まだ着水もしていない段階で、スタートラインに立てるかどうかすら分かりませんが、全体像が見えるにしたがってすこし大きめの船を用意しなければいけないなと、思いはすでに航海中です。

2006年01月17日 火曜日

カリグラフィースクールのクラスメイトの方から英語の教材をいろいろと教えていただいた。出足の鈍かったTECのEに弾みがつけることができればいい。

午前中、体調が回復しきれないのでほぼ2年ぶりに病院へ。処方された薬を受け取ってアパートへ戻り、電話で鈴木さん岡野さんと軽くミーティングをしてから、頼んでおいた出張のチケットを受け取りに浜松町へ。ランチを食べて薬を飲んだらかなり楽になったので、早めにMGスクールのある外苑前駅近くの通称「立野カフェ」へ行きカリグラフィのレイアウトを考える。ゴシサイズドイタリックのクラスでは、薬が効いてきて少しぼーっとしたけれど、先週同様になかなか集中することができた。クラス後は前出のカフェでお茶をしながらカリグラフィと英語の話を。まだちょっと咳が出たけれど、久しぶりに話したいように話しができた。

一書体の制作期間と制作する文字数についてときどき聞かれる。真面目に答えると「果てしないですねえ」という反応がかえってくる。たしかに時間はかかるけど果てしないとは思わない。作らなければならない文字の数は多いけど果てがあることを知っている。だから時間の長さにも文字の多さにも耐えられる。しかし、果てがあっても報いがなければ次がない。次に挑む元手が得られなければ果てるしかない。果てたくなければ挑まなくてはならない。挑まずして報われるはずがないから。挑んだ果てに報われること、それを果報というのだろう。

2006年01月16日 月曜日

Adobeのタイプグループが求人をしていた。偶然見つけたのは、Typophileというフォント関連のサイト。同様の内容がこの記事を投稿したAdobeのThomas Phinneyのブログ「Typblography, the Phinney-us Blogg」にも掲載されている。興味のある方は、応募してみてはいかが?

ついに風邪を引いてしまった。のどが痛いので、早めに寝ることにしましょ。

タイプデザインを生業にして今日で十四年目にはいった。独立してからはデザイナーとディレクターを兼ねた立場にあり、現在はディレクターとしての役割の重要性をより強く意識している。しかし、昨年末から集中的に新書体の試作をしてみて思ったのは、実際に文字をつくることの面白さである。と同時に、デザイナーとディレクターどちらの立場をとるかという問題ではないということもある程度分かった。

2006年01月15日 日曜日

進行中のプロジェクトに使うツールをどうしようか考えながら、FontLab Studio 5のマニュアルを見ていたら、Windows版にはCoolTypeのサブピクセルレンダリングをプレビューできる機能があるのを見つけた。Mac OS XやAcrobatでも同様のことをやっているのだが、Mac OS X版にはこの機能は実装されていないようだ。う〜ん、残念。

間近に控えたFontographerからFontLabへ移行するためデモ版を使ってデータ移行のテスト。ウエイトの展開や管理もかなりやりやすい。描画関連はIllusutratorにどうしてもかなわないところがあれど、ソフトを使って楽しくなる感覚を久しぶりに味わっている。

2006年01月14日 土曜日

体調優れず、一日おとなしく休む。仕事は少しだけ。

雨の休日お茶を飲みながらプロトタイプの出力物を眺める気分は悪くない。私の場合、文字チェックの作業がもっともはかどるのは電車のなかである。チェック用の出力物が沢山あるとそれだけで気後れしてしまうので、かなり少なめの分量にしていくと良いようだ。存分に赤入れした印字物を見ているうちに次の書体のアイデアが浮かぶこともある。「せきたてられる充足」と「かきたてられる不足」どちらか選べと言われたら私は後者を選ぶ。

どうも夜中からやたらカラスが騒がしいと思ったら、やっぱり地震が来た。やっかいものも、ちょっとは役に立つのだろうか…。