Type Project —visible, but invisible.

原稿一本書き終わる。字数は八百字程度なので大したことはないのだが、かなりヘヴィな書籍の紹介文だけに「どう書くか」に苦慮した。午後二時すぎ多摩美の学生がレタースペースに来たる。仕事を手伝ってもらいながらタイプデザインの勘どころを教えている。前回の説明がダイレクトに文字の出来に反映されているのが頼もしい。文字のどこを「どう見るか」、それを「どう説明するか」というHowの部分がたいへん重要なのだなということをあらためて認識した。作業が夕刻に及んだため自宅に招いて家族と一緒に夕食をとってもらった。青島ビールをちびちびやりながら、自家製テンメンジャンをたっぷりぬって白髪ネギをはさんだ自家製チャーシューをがしがし食べる。そういえば彼は引越し前の自宅の最後の客人であり、引越し後の自宅の最初の客人ということになる。

 春の夜や客を送るに地震雲     茶門

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