つつじの植え込みに突っ込むと猛然とやぶ蚊が襲いかかってくる。自転車で転ぶ恐怖心をいかに取り除くか、あるいは、いかに恐怖心を克服したと本人に思わせるか。補助なしで走る快感、行動半径が広がる喜びは、別世界への扉をおしあける。お借りしていた本を返却するため石神井書林へ。そのまま長居し、自宅で夕食をとる定刻を越えてしまった。門限に遅れて焦る子供のような気分で自転車を走らせる。夜は斎藤さんの送別会。おびなたさん宅に斎藤さんの友人知人その子供らあわせて40名ちかくが集まる。送りだされる側の人の人柄が、あれほど見事に反映された送別会は、ほかにちょっと思い当たらない。