節分。所用にて鬼と修験道に関する本を走り読み。羽黒山、月山、湯殿山を、現在、過去、未来に対応させた羽黒修験が面白い。現在、過去、未来は、さらに観音、阿弥陀、大日如来に照応する。つまり羽黒修験とは、単に地理的な移動がおこなわれるだけでなく、むしろ時を巡る旅というべきもので、擬死再生を目的としたイニシエーションなのである。秘所と呼ばれる場所はさすがに厳しい気配を漂わせているが、山形市内から望む出羽三山はやさしい表情をしている。山形はなんといっても芋煮がうまい。野外、店、民家、どこで食べてもうまい。春先に飲む日本酒なら出羽桜。東北を代表する吟醸酒である。まずはお手頃な吟醸「桜花」を貝か白身魚の刺身とともに。
豆撒くや内なる鬼もあらんかな 茶門
どす黒き記憶が瞼こじあけり腸しぼる指さへみゆる いさを