長先生の呼び掛けで、雪のデザイン賞を祝う会を渋谷の土佐料理屋にて。長 大作氏は愛知芸大の客員教授、低座椅子で知られるデザイナー。奈穂子の照明作品をみるため雪の科学館まで足を運ばれた。中谷宇吉郎の業績を紹介するコーナーに飾られていた一枚の展示パネルに長氏の足がとまった。宇吉郎が舞を演じる写真に先代中村吉右衛門の未亡人が写っていたのだ。着物が日常である吉右衛門婦人の「テレビくらい楽な姿勢で観たいわ」という要望に応えて制作された椅子が、その後40年にわたるロングセラーとなる低座椅子の原形となった。「ザ・低座椅子」のデザイナー、長 大作氏は1921年生まれ。先日仕事場にお電話いただいたときは、先生と気づくまで、聞き覚えのない名字の友人だなと思いつつ失礼な応対をして大いに焦った。それほどに若々しい声だったのである。名古屋国際デザインセンターの鈴木 民さんによる解説はこちら。