先哲篇
ことば格納庫「は行」
は
バーク, エドマンド(イギリスの政治家)
- 忍耐は仕事を支えるところの、一種の資本である。(2002.12/15)
バーナード・ショー, ジョージ
- 結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは‥‥‥もっと馬鹿だ。(2002年3月)
- 分別がある者は、自分を世界に合わせようとする。分別がない者は、世界を自分に合わせようと躍起になっている。ゆえに、分別がない者がいなければ、進歩はありえない。(2002.4/23)
- 人間ってものは、自分が無鉄砲で悪い者であると思いたがる。だが、実はそのどっちでもない。ただ臆病だというだけさ。(2002.8/17)
- 人は習慣を好む、なぜならばそれを作ったのは自分だから。(2002.11/8)
- あまり他人の同情を求めると、軽蔑という景品がついてくる。(2002.12/2)
- 愚者は自分が恥ずかしく思うことをすると、それは自分の義務だと言い張るものだ。(2002.12/5)
- 人間は自分の行動のためにあらゆる理由を持ち出す。犯罪のためにあらゆる弁明を持ち出す。安全のためにあらゆる口実を持ち出す。だが絶対に持ち出さないものがある。それは自分の臆病さだ。(2003.4/10)
- 相手を黙らせたからといって相手の意見を変えさせたわけではない。(2003.10/7)
- 有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。(2003.10/24)
- ひとり息子のことでやきもきしてはいけない。挫折を知らない人間にしてしまう。(2004.1/25)
- いま我々には数人の狂人が必要だ。正常な人びとが我々をどこに導いたかを見てみるがよい。(2005.2/2)
パーマー, アーノルド
- 信念ある自己流は、信念なき正統に勝る。(2004.2/20)
ハーン, ラフカディオ
- 超自然の物語など、すぐれた文学のなかではすでに時代遅れのものだと考えるのは、大きな誤りだとわたくしは申したい。(2003.2/11)
- 大した家具調度もなく、といって身のまわりの品もさしたるものがあるわけではなく、せいぜいこざっぱりした着物がほんの二三枚、それでけっこう暮らしてゆけるということは、これはなんといっても日本民族が生存競争のうえに持っている強味以上のものを示している。そればかりではない。このことは、ヨーロッパ文明のなかにひそむある弱点の本質をもそれとなく語っている。(2003.4/9)
ハイエク, フリードリッヒ
- 経済システムを動かしているのは、包括的な知識とか統計的に集計された大きな知識ではなく、社会のさまざまな場面に従事している個々人が、それぞれ不完全なままに、お互いに矛盾するものとして分散的にもっている知識である。(2004.10/3)
ハイネ
- 人生は、もともと悲愴なものと滑稽なものとの結合がなくては堪えられないほど宿命的に厳粛である。(2003.8/8)
バイロン
- 高く聳える山山は一つの感情である。(2003.7/27)
パウンド, エズラ
- 音楽は舞踏からあまりにも遠ざかると腐敗する。詩は音楽からあまりに遠ざかると萎縮する。(2004.12/14)
パスカル
- 生涯において最も大切なことは職業の選択である。偶然がそれをきめる。 『パンセ』より(2002年3月)
- 雄弁も続くと退屈だ。『パンセ』より(2002年3月)
- 人間は狂人である。狂人でないことは、ほかのかたちにおいて狂人であるほどに必然的に狂人である。『パンセ』より(2002.5/3)
- 少なくともある程度までは、事物を推理の歩みによることなく、一目で一撃に見ることが必要である。『パンセ』より(2002.5/15)
- 徳のなしうることがらは、その人の努力によってではなく、その人の日常によって量られなければならない。『パンセ』より(2002.7/10)
- 人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだということである。『パンセ』より(2002.11/20)
- わずかのことがわれわれを悲しませるので、わずかのことがわれわれを慰める。『パンセ』より(2002.11/25)
- 無知を恐るるなかれ 偽りの知識を恐れよ (2003.4/30)
- 人は精神が豊かになればなるほど、独特な人間がいっそう多くいることに気がつく。『パンセ』より(2003.5/2)
- 小さなことに対する人間の感じやすさと、大きなことに対する人間の無感覚とは、奇怪な転倒のしるしである。『パンセ』より(2003.5/3)
- あまりに自由なのは、よくない。必要なものがみなあるのは、よくない。『パンセ』より(2003.5/17)
- 人間的でやさしい感情を持った人たちの気に入らなければらない。『パンセ』より(2003.5/25)
- ひとは不確実なもののために働く。(2003.6/1)
- あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない。『パンセ』より(2003.7/13)
- 進歩によって完成されたものは、すべて進歩によって滅ぶ。(2003.8/26)
- 私をいちばん驚かすことは、世間の人たちがみな自分の弱さに驚いていないということである。『パンセ』より(2003.12/27)
- 苦悩に負けることは恥ではない、快楽に負けることこそ恥である。(2004.12/9)
- 警句をよく吐く人、悪い性格。『パンセ』より(2005.2/8)
長谷川如是閑
- 徹底的に突ッ込んで行った人間は、人間としても何処かに面白味がある。生き甲斐があったという自信に充ちている人間のように見える。たとい野倒れ死(のたれじに)をしても幸福極まる人間のように思われる。『長谷川如是閑評論集(「リットル・クリティックス)』より(2004.1/28)
バッハ, ヨハン・セバスチャン
- 音楽は、精神の中から日常生活の塵埃を掃除する。(2003.9/23)
花田清輝
- 「機」は、風のようにやってきて、風のように去っていく。『もう一つの修羅』より(2004.7/1)
羽生善治
- 考えて面白い局面、考え甲斐のある局面になるように持っていくことが大事なんだろうと思います。『簡単に、単純に考える』より(2004.1/24)
- 絶対にそうかと言われれば、初手も指せません。わからないから、これでどうなるのかなと、試行錯誤をしているんです。『人生、惚れてこそ』(米長邦雄/羽生善治)より(2004.10/6)
ハメル, ゲイリー
- 未来のための競走は、100メートル競走ではなくトライアスロンのような長距離レースに相当する。『コア・コンピタンス経営』より(2005.1/16)
- 未来のための競争では、スピードだけでなく忍耐力も重要なのである。『コア・コンピタンス経営』より(2005.2/7)
バラード, J・G
- 想像力こそ、地球に残された最後の資源である。(2002.9/12)
原弘
- デザインの基礎とは、まず書体を研究する。それに尽きるんですね。そうしたなかで歴史的視点や、文明史的視点をまなぶのですね。(2003.12/21)
パラケルスス
- 書物を巡礼の歩みのごとく読め。(2003.3/28)
ハリス, シドニー・J(ジャーナリスト)
- 毎朝、銀行の預金通帳を引っぱり出してじっと見る。ぎょっとして、すぐタイプライターに向かうわけさ。(2002.8/8)
バルザック
- 孤独はいいものだという事を我々は認めざるを得ない。けれども、孤独はいいものだと話しあうことのできる相手を持つ事はひとつの喜びである。(2003.8/14)
ひ
ビアス, アンブローズ
- のろのろとかかれ。だが熱心につづけよ。(2003.10/1)
- (日記とは) 自分の生活の中で、自分自身に対して顔を赤らめずに物語ることのできる部分についての日々の記録。『悪魔の辞典』より(2004.3/26)
- エゴイストとは他人のエゴイズムのことを少しも考慮しない人のことである。『悪魔の辞典』より(2004.11/18)
ピカソ, パブロ
- 人生で成し遂げた点こそが、その人の最大の魅力だ。(2005.1/11)
久生十蘭(ひさお じゅうらん)
- たとへば俳句にしたってさうだらう。むづかしい形式があるからこそ、内容が洗練されてくるんだらう。『勝負』より(2004.8/25)
土方巽
- 舞踏とは命がけで突っ立った死体である。『美貌の青空』より(2003.12/1)
ピーターズ, トム
- 十五年もすれば、すごい仕事、あるいは、すごいことをやろうとして失敗した仕事しか憶えていない。『セクシープロジェクトで差をつけろ』より(2004.10/13)
- コミュニティーづくり、そのことだけは片時も忘れてはいけない。『セクシープロジェクトで差をつけろ』より(2004.10/23)
- 最後の二パーセントが、「いいね」と言われる仕事と「すごい」と言われる仕事の境目になる。『セクシープロジェクトで差をつけろ』より(2004.10/24)
- すごいプロジェクトが生まれるかどうかは、ただひとつ「枠を取っ払えるかどうか」にかかっている。『セクシープロジェクトで差をつけろ』より(2004.12/27)
- 心のつながりは、カネで買えない。カネは往々にして、虚栄と無駄と奢りをふくらませる。『セクシープロジェクトで差をつけろ』より(2004.12/28)
ビュフォン
- 文体とは、私たちが私たちの思想に与える秩序及び運動のことにほかならぬ。(2003.6/14)
平岡正明
- 時代の活性化のためには「やりすぎ」というものが不可欠である。『清水次郎長の明治維新』より(2003.7/28)
- 山田風太郎はたった一人でいま一つの日本国である。『他人の穴の中で』より(2003.8/15)
- 文明を離れて使いものにならないのはバカ。組織を離れて使いものにならないのはバカ。技術的なシビアさに欠けるものほどバカ。肉体から遠ざかるものほどバカ。『ボディ&ソウル』より(2003.8/19)
- 胸のすく啖呵というのは知性の飛翔だ。『浪曲的』より(2003.12/17)
- 知性は、低次のレベルでは二枚目としてあらわれる。西洋インテリだな。二枚目から三枚目に発展するが、それがもう一段上になって無頼になるのだ。啖呵というのは、無頼のレベルに達しなくては切れねえ。『浪曲的』より(2004.7/4)
平尾誠二
- 勧誘というのはひとつの商談ですから、勧誘のうまいやつは仕事もできますよ。『イメージとマネージ』より(2004.11/6)
平田雅哉
- 大工に限らずどんな職業でもそうだと思うが、自分の職業の楽しさを、早く知ることだと思う。不平があったり、迷っていては腕は上達せん。『大工一代』より(2003.11/30)
- 弟子だの先生だのといっても、生きている間だけだ。死んでしまえばなにも無くなって、後は仕事が物をいうだろう。弟子だの先生だのといった、甘えた気持は仕事をする上では邪魔になる。『大工一代』より(2003.11/30)
ヒルティ, カール(スイス・思想家)
- 寝床につくときに翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である。(2002.12/24)
- 睡眠と日曜の休息の外に──逆説に聞こえるが──仕事こそ最上の休養である。(2003.9/21)
- 不断に更新される健康な力は、大きな目的のために非利己的に活動することから湧いてくる。(2004.3/2)
- よい知恵や立派な思想は、すべて苦難にきたえられて生まれてくる。(2004.4/6)
広中平祐(数学者)
- ムキになれないようでは創造はできない。しかし、ムキになっているうちは、創造は生まれない。(2004.2/29)
ふ
フィッツジェラルド, F・スコット
- 一流の知性とは、ふたつの相対立する考えを同時に心に抱きながら、しかも正常に機能しつづけられる能力のことを言う。(2004.3/24)
フォイエルバッハ
- 人間とはその食べるところのものである。(2002.6/25)
福沢諭吉
- とかくあまり人生を重くみず、捨て身になって何事も一心になすべし。(2003.2/27)
藤沢秀行
- 書も、絵も、碁も、みんな同じだと思う。感情の発露というものが、一番大事なんだ。(2004.6/29)
- 定石もヘチマもない。見ていていい手が定石なんだ。(2004.7/10)
- 日々命がけで最善手を探しているから、最悪の状態に追い込まれても、いざ命が危険に晒されても、動じない。(2005.1/14)
- 自由奔放な発想なくして、芸を高めることはできない。『碁打ち秀行』より(2005.2/1)
富士正晴
- 人間ていうのは滑稽なものであるいうことを常々思うべきなんや。『日本人を考える 司馬遼太郎対談集』より(2004.10/26)
藤原俊成
- 歌はただ一言葉にいみじくも深くもなるものに侍るなり 『古来風躰抄』より(2003.2/7)
藤原定家
- ことばは古きを慕ひ、こころは新しきを求め (2003.1/7)
ブッダ
- 独りで行くほうがよい。孤独(ひとり)で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。―――林の中にいる象のように。『ブッダの真理のことば・感興のことば』より(2004.4/24)
- 古いものを喜んではならない。また新しいものに魅惑されてはならない。滅びゆくものを悲しんではならない。牽引する者(妄執)にとらわれてはならない。『ブッダの真理のことば・感興のことば』より(2004.5/7)
ブラウニング, ロバート(イギリス・詩人)
- わしといっしょに年をとれ。醍醐味はこれからだ。『教法師ベン・エズラ』より(2003.5/5)
ブラッドベリ, レイ
- つまりは、すべて腐葉土なのだ。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.6/10)
- 一日たりとも武器をとらない日があってはならない。たとえ、ささやかな小競りあいであっても、かならず戦っておく。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.6/16)
- 仕事というものは、ある程度やっていると、リズムが出てくる。機械的なところが抜け落ちていく。あとは肉体が引き受ける。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.6/23)
- 年輪を重ねたえらい人に、おまえは狂ってなんかいない、よくやっている、いや立派なもんだ、と言ってもらうことは誰にでも必要なのである。とかく自信は崩れやすい。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.6/25)
- かなりの人間にとって、書かないということは死につながる。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.6/29)
- 量をこなせばいつかは質につながる、と私は信ずる。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.7/1)
- ひっつかむのではなくて、見つけたまま静かに。真実の地雷が眠るところ、そうっとパンサーが歩むように。『ブラッドベリがやってくる』より(2003.9/27)
プラトン
- それぞれの仕事は、一人の人間が自然本来の素質に合った一つの仕事を、正しい時機に、他のさまざまの事から解放されて行う場合にこそ、より多く、より立派に、より容易になされる。『国家』より(2003.4/29)
フランクリン, ベンジャミン
- 仕事を追え。仕事に追われるな。
- 毎年一つずつ悪習慣を引き抜いていけば、最悪人もやがて善良になる。(2003.1/1)
- 小さな一時の安全を買い取るために大切な自由を放棄する人間は、自由を受けるのに値しない。(2003.10/1)
フランス, アナトール
- 私は、賢(さか)しらからくる冷淡より、熱狂からくる過ちのほうが好きだ。(2004.1/17)
- 死者の數にくらべると、生者の數はとるに足らない。人類はほとんど全部、死者から成ると言ってもいいくらゐだ。(2004.6/19)
フランスの諺
- 間違いをせずに生きるものは、それほど賢くない。(2002.7/30)
- よく見ると、およそ哲学というものは、常識をわかりにくいことばで表したものに過ぎない。(2003.4/12)
- 眠りとは小さな死である。(2003.8/7)
ブリア=サヴァラン
- どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言いあててみせよう。『美味礼讃』より(2004.4/27)
フルティガー, アドリアン
- 手以上に素晴しい道具がこの世にありますか? 触れた指先が感じるもの、これ以上の繊細な感覚がありますか?『AXIS』93号より(2004.9/14)
- 魂のある文字か、魂のない文字かは、すぐわかってしまうんですよ。『AXIS』93号より(2004.9/24)
- マイスターとは自分が蓄えた知識を弟子に伝えたい欲動を抑えられないものです。『AXIS』93号より(2004.12/4)
プルニウス
- 苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない。(2004.6/6)
ブレヒト
- まず食うこと、それから道徳。『三文オペラ』より(2004.6/3)
フロイト, ジグムント
- 仕事と愛なくして、人間は生きることができない。(2005.2/6)
フロスト, ロバート(詩人)
- 耳こそ真の書き手であり、真の読み手である。(2002.9/1)
フロム, エーリッヒ(精神分析学者)
- かつては人間が奴隷になるという危険があった。これからは、人間がロボットになるのではないかという脅威がある。(2002.10/10)
- 真の自由は、構造がないことではなく、むしろ人びとが自発的かつ創造的な方法で確立した境界線のなかで働けるようにする明らかな構造をもっている。(2004.3/22)
へ
ベイトソン, グレゴリー
- 輪郭というものは、すべての問題のうちでいちばん重要な問題なんだ。それ以外に重要な問題は一つもないとさえパパは思うよ。(2003.12/19)
ペイン, トマス
- われわれの偉大な力は数にあるのではなく、団結にある。『コモン・センス』より(2003.7/18)
ベーコン, フランシス
- 読書は該博なる人を作り、対話は敏捷なる人を作り、筆記は精確なる人を作る。(2002年3月)
- 学問に時間を費やしすぎるのは怠惰である。(2003.1/24)
- 金はよい召し使いだ。しかし場合によっては悪い主人になる。『随想録』より(2003.7/5)
- 順境の美徳は節度である。逆境の美徳は忍耐である。(2004.2/4)
- 健康な体は魂の客間であり、病身は魂の牢獄である。(2004.2/24)
- 海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、けっしてすぐれた探検家ではない。『学問の進歩』より(2004.5/17)
丿貫
- 心あるものは、身を実土の堅きに置かず、世界を無物と観じて軽くわたれり。みなさやうにせよとにはあらねど、情欲限りありと知れば身を全うし、知らざれば禍を招けり。(2004.7/26)
ヘッセ, ヘルマン
- 祈りは信頼であり、確認である。ほんとうに祈るものは、願いはしない。ただ自分の境遇と苦しみを語るだけである。『放浪』より(2003.4/7)
- 勇気と節操をもっている人たちは、ほかの人たちからみると、いつだって非常にきみのわるいものさ。『デミアン』より(2004.4/20)
ヘラクレイトス
- 同じ川の中へ二度と入ることはできない。(2004.7/18)
ベルクソン, アンリ
- 笑いは、いくぶん審美的なものを持っている。『笑い』より(2002.9/20)
- どこまで行けるかを知る方法はただ一つ、出発して歩き始めることだ。(2003.12/10)
ヘルダーリン
- 勇気をだして、とりかかり給え。力は、最高のものにぶつかっていってこそ、もっともよく練磨されるのだ。(2003.1/4)
ベンヤミン, ワルター
- 幸福であるとは、なんのおそれもなしに自己を眺めうる、ということである。(2002.9/7)
ほ
ポアンカレ, アンリ
- すべてを疑うか、すべてを信ずるかは、二つとも都合のよい解決方法である、どちらも反省しないですむからである。『科学と仮説』より(2004.4/28)
ホイジンガ, ヨハン
- 文化は遊びとして、もしくは遊びから始まったのではない。言うなれば、遊びの中で始まったのだ。『ホモ・ルーデンス』より(2002.6/7)
- すべての遊びは、まず第一に、何にもまして一つの自由な行動である。命令されてする遊び、そんなものはもう遊びではない。『ホモ・ルーデンス』より(2003.12/20)
ボオドレエル
- 倦怠は好んで地球を廃虚にする。そして欠伸のうちにこの世を呑むだろう。『悪の華』より(2004.6/21)
- 完全な身だしなみは、超絶的な単純にあり、これこそ最もよく際立つやり方である。(2004.10/17)
ボーマン, フランク
- 資本主義には倒産がつきものだ。キリスト教に地獄があるように。(2002.8/3)
ホックニー, デヴィッド
- You never see the blur.(blurは、ぼけやにじみ、不鮮明の意)(2002.7/24)
ホッファー, エリック
- 社会秩序というものは、才能と若さに将来の見通しを与えているかぎり安定する。若さはそれ自体が、ひとつの才能──こわれやすい才能なのである。『魂の錬金術』より(2003.9/7)
- 人生の秘訣で最善のものは、優雅に年をとる方法を知ることである。『魂の錬金術』より(2003.9/10)
- 前進への情熱は、往々にして取り残されるのではないかという不安から生まれる。『魂の錬金術』より(2003.9/22)
- 空っぽの頭は、実際は空ではない。ゴミで一杯になっているのだ。空っぽの頭に何かを詰め込むのがむずかしいのは、このためである。『魂の錬金術』より(2003.10/3)
- 自立した個人は慢性的に不安定な存在である。『魂の錬金術』より(2003.10/5)
- 他人を判断する際に必要なのは、欺瞞や悪意を通して相手を見ずに、相手の内面に眠っている上品さに着目することである。『魂の錬金術』より(2003.10/6)
- 他人と分かちあうことをしぶる魂は、概して、それ自体、多くを持っていないのだ。『魂の錬金術』より(2003.10/13)
- 抜群の才能とそれを開花させる能力は、旺盛な食欲とそれを楽しむ能力のようなものである。『魂の錬金術』より(2003.10/28)
- アウトサイダーとなり、アウトサイダーであり続けるには、ある程度の物ぐさとある程度のおく病さが必要である。『波止場日記』より(2003.11/4)
- 過去の不幸の記憶を大切にするのは、よいことである。それは、いわば不屈の精神の銀行をもっているようなものである。『魂の錬金術』より(2003.11/6)
- 自由を測る基本的な試金石となるのは、おそらく何かをする自由よりも、何かをしない自由である。『魂の錬金術』より(2003.11/9)
- 革命家が成熟しないのは、単に成長できないからである。一方、創造的な人間が成熟しないのは、つねに成長をつづけているからである。『魂の錬金術』より(2003.11/13)
- 思いやりは、おそらく魂の唯一の抗毒素であろう。『魂の錬金術』より(2003.11/16)
- 情熱的な精神状態は、多くの場合、技術、才能、力量の欠如の証拠である。『魂の錬金術』より(2003.11/18)
- 真に才能のある者は、どんなに技量が欠けていても、何とかするものである。『魂の錬金術』より(2003.12/3)
- われわれは自ら創造したものよりも、模倣したものを信頼する。『魂の錬金術』より(2003.12/5)
- 幸福を探し求めることは、不幸の主要な原因のひとつである。『魂の錬金術』より(2003.12/6)
- すぐに行動したがる性向は、精神の不均衡を示す兆候である。『魂の錬金術』より(2003.12/24)
- 感受性の欠如はおそらく基本的には自己認識の欠如にもとづいている。『魂の錬金術』より(2004.1/12)
- 忍耐とは成長の副産物である──われわれは成長しているとき、好機を待つことができる。『魂の錬金術』より(2004.2/1)
- 情熱の大半には、自己からの逃避がひそんでいる。何かを情熱的に追求する者は、すべて逃亡者に似た特徴をもっている。『魂の錬金術』より(2004.2/6)
- われわれはすっかり自意識に犯されてしまっているので、自分がなぜそうするか、真の理由をはっきりとは見抜けないのである。『波止場日記』より(2004.2/13)
- 人はしたいことをしないとき、したくないことをするときと同じくらい、うんざりするものだ。『魂の錬金術』より(2004.2/27)
- 他人に対する不正を防ぎうるのは、正義の原則よりもむしろ思いやりである。『魂の錬金術』より(2004.3/30)
- 大声を出すのは寂しいからである。これは犬と同様、人間についても真実である。『魂の錬金術』より(2004.4/1)
- 恐怖と自由は、互いに相容れない。『魂の錬金術』より(2004.4/2)
- 自己認識をもつ者で、二十歳の頃の自分を思い出して、恥じ入らない者があろうか。『魂の錬金術』より(2004.6/12)
- 恥辱や弱さをプライドや信仰に転化する、打ちひしがれた魂の錬金術ほど魅惑的なものはない。『魂の錬金術』より(2004.8/2)
- 行動は感情によって起こり、感情は言葉によって揺さぶられる。では、行動の開始に、思想はどのような役割を果たすのだろうか。おそらく思想は、強靱な言葉を生み出す道具となるのであろう。『魂の錬金術』より(2004.9/9)
- 才能のない者たちが、自分たちより優れた事物を生み出す媒介者となりうるということこそ、創造的な環境の指標である。『魂の錬金術』より(2004.9/19)
- ものごとに精通すると、感性が衰え、活力が萎えるものである。それゆえ、芸術家も思索者も、ありふれたものの誕生と、知られているものの発見に没頭する。彼らはともに、ものごとの初期段階をもう一度捉えなおすことによって、生命を維持しているのである。『魂の錬金術』より(2004.10/11)
ホラティウス
- 事柄が明らかになれば、言葉はおのずから従う。(2002年2月)
- 賢明なるをはばかることなかれ。(2002.5/18)
- 寛大な心が少ければ少いほどそれだけ仕事は困難なのだ。(2003.6/18)
- なぜわれわれはこの短い一生にやっきとなって多くを企てるのか。『カルミナ』より(2003.8/20)
- 容器が清くなければ、何を入れても酸っぱくなる。『書簡詩』より(2003.10/21)
ボルヘス, ホルヘ・ルイス
- 一人の人間の夢は、万人の記憶の一部なのだ。『創造者』より(2004.7/7)
ホワイトヘッド, アルフレッド・N
- みずからの象徴作用に対する敬意と、自由にそれを修正していく態度とを兼ね備えないような社会は、究局的には無秩序か、あるいは無益な幻影に窒息させられた生命の緩慢な萎縮症かの、いずれかによって衰退しなければならなくなる。『象徴作用』より(2002.9/26)
- 大衆がそれぞれにたくましい個性をもっていることは、商取引きの堅実さに対する最大の保障となるのだが、大商事会社が躍起となって破壊しにかかっているのは、まさにこの個性なのである。『過去の研究』より(2002.10/13)
- 抽象的知識に専念する諸学部と応用や手芸に専念するそれらとを、鋭く区別することは誤りである。『過去の研究』より(2002.10/24)
- 世界を襲う経済恐慌がくり返し周期をなしている事実は、ビジネスの諸関係が近視眼的動機という病疾によって、徹底的に冒されているいることをわれわれに警告している。『予見について』より(2002.10/27)
- われわれは方法それ自体に集中して注目すればよい。(2003.1/20)
- 世界が方法を必要としているのではなく、方法が世界を必要としたのだ。(2004.10/9)
ボンズ, バリー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
- イチローと野茂が、メジャーリーグに運んできたものを考えると、涙が出る。野球はあらゆる人種のものだ。(2003.11/23)
本田宗一郎
- 飛行機は飛び立つ時より着地が難しい。(2003.5/9)
- 物を苦労して作った奴ほど強い奴はないね。『わが友 本田宗一郎』より(2004.3/4)
- 人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりである。『俺の考え』より(2004.3/6)
- 商品の研究所であるなら、刺激の強い都会に近いところでなければいけない。なぜかといえば、商品は牛や馬が買ってくれるのじゃない。『俺の考え』より(2004.11/22)