2007年03月22日 木曜日
口中にシジミ、まぶたの裏に黄庭堅。
台湾で美味しい料理と書画を玩味鑑賞してきました。雨が降ったり止んだりとあいにくの天気でしたが、小雨降る台北も情緒があってなかなか良いものです。十年まえの同じ時期に行ったときはTシャツ一枚でも汗ばむような陽気でした。今回の台湾旅行最大の目的は、故宮博物院でひらかれている大観展(grand viewの意)を観るためです。くだんの大観展は「一生難遇的看」のコピーに恥じない素晴らしい展示内容で、北宋の名品群が居並ぶさまは圧倒的でした。幸いだったのは、書画だけでなく宋代の刻本が数多く展示されていたことです。刻字技術が高く保存状態がよいものばかりで、最初に入った展示室でいきなり釘付けになりました。うれしいことに図録も充実していて、そのボリュームと価格は通常の図録の概念を越えています。しばらくはこの図録を片手に(片手では持てない重さですが)阿里山高山茶を飲みながら台湾の余韻に浸りたいと思います。以下、自分への覚え書きとして。
・やはり黄庭堅の松風閤詩巻が一番好きだということ(今回そのことが再確認できた)
・蘇東坡の字は自分が年をとるにつれ増々好きになるだろうということ














































書も絵画もどちらも最高の内容でした。書では、蘇軾の手紙も良かったですね。絵画は、五代から北宋にかけての大画家の作品があれほど多く展示されているとは、信じられないほどでした。今回の「大観」展は最高でした。
投稿者: Taro |2007年03月24日 09:16