Type Project —visible, but invisible.

レタースペース

レタースペースプロジェクト・レポート2

引越し当日の様子です。このレポートを書いているのが4月26日、引越しからすでに一ヶ月半が経過しています。(2005年3月8日撮影)


荷物が運び出された部屋は、変に静かで明く、どうにも落ち着きません。「やれやれ」と「晴ればれ」と「しみじみ」が入り混じった複雑な心境です。

もともと家具のすくない家でしたので、ビフォアもアフターもあまり変わりがありません。パソコン机と冷蔵庫と本棚三本、それと本の七割をレタースペースに取り置くことにしました。おかげで二トン車一台にらくらく収まり、引越し代金約二万五千円、びっくりするくらい安くすみました。


いたるところに子供の落書きと破壊の跡が残っていて、どうやって補修しようか隠そうか悩むところです。文字の原点が「引っ掻く」行為に通じていることを時々思い出すためには、開き直って堂々と残しておくという手もあります。二三歳児が書きなぐるパワーはすさまじいです。


相変わらずの立方庵です。隣に二・五倍のスペースがあるというのに、あまりに快適あまりに機能的なため、一ヶ月以上ここから抜け出すことができませんでした。ぎちぎちとスカスカ、疎密のバランスが悪すぎです。レタースペースと名付けたからには、もっと按配よくスペーシングしなければと頭では分かっていても体が拒否するのです。レタースペースに来てくれた知人三人を立方庵でもてなした一晩が忘れられません。

次回はフローリングで大変身の巻です。
(2005.4/26)