Type Project —visible, but invisible.

レタースペース

レタースペースプロジェクト・レポート1

引越しの荷造りを始める前日の様子です。おだやかな日射しに白梅がほのぼのと照らされています。
(写真はすべて2005年2月28日撮影)


これが現在の住まい、未来のレタースペースです。右手に一軒、奥に二軒、左手にはその四軒の平屋を合わせたほどの敷地に大家さんの家があります。これまた平屋。ですのでこの一角は大変見晴らしの良いロケーションになっています。今年は梅の実がたくさんなりそうです。


廊下つきあたりには、仲人をして頂いたYAG亀島美術研究所の山田先生からいただいた油絵が飾ってあります。玄関入ってすぐ右横には、大学時代の恩師磯田先生から結婚祝いとして贈られた小さな絵が掛かっています。


手前が居間、奥が寝室です。合わせて10.5畳。左手が南側でとても明るい暖かな部屋です。生活感丸出しですね。左手のデスクは妻のもの。普段から割と片付いています。さいきんようやくMacを覚え始めた彼女は、台所も作業場として活用しています。


ご飯は三食この居間で食べています。写真右上の鴨居にはシウさんの連作A4グラフィックが飾ってあり、三ヶ月おきに次のものに掛けかえられます。玄関、廊下、居間から三人の恩師に見守られていることになります。


この四畳半の部屋でAXISフォントは生まれました。
立方体の部屋なので、ちょっと気どって「立方庵」と呼んでいます。右手奥が台所です。左は頼りになるプリンタ、OKI MICROLINE 905PS III。机上には愛用のeMac。
お茶とノートも欠かせません。タイプデザイナーの友人数人にこの部屋に泊ってもらったことがあります。


本棚がオーバーハングしているように見えるのは、目の錯覚ではありません。危険きわまりない状態です。震度5弱でまちがいなく「文字禍」です。



パソコンデスクから振り向けば、ほらご覧の通り、すぐに使用頻度の高い本にアクセスできます。辞書や書体見本帳の類いがこの辺りに置いてあります。


さて、この生活空間を中心とした古い家屋がこの先いったいどのように変わるのか(あるいは変わらないのか)乞うご期待ください。

普段着に無精髭のタイプデザイナー 鈴木 功

(2005.3/4)